ルマンドの研究ブログ

先端と事業化の狭間で揺れる研究系エンジニアの日誌です。自動走行、自律走行、コンピュータビジョンなど。

2017年 渋滞した高速道路の自動運転

自動車メーカー各社は2020年の完全自動運転を目指すことで足並みを揃えたようですが、それが技術的な実用化を意味するのか、限定的な商用化なのか、量産車の販売を意味するのか、道のりが長すぎて不明確でした。しかし、東京モーターショーに合わせて、その最初のマイルストーンが決まりつつあるようです。

すでに3月にアウディVWが高速道路の渋滞中に自動運転するシステムを2017年に発売すると発表していますが、
それに追従するように、日産とスバルも2017年に同様のシステムを発売するとのこと。

response.jp

www.bloomberg.co.jp


レーンキープ付きのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が実用化されてからずいぶんと立ちますが、技術的に大きな課題はなかったように思えます。完全停車状態からの自動発進などで規制緩和された、という話は聞かないので、単に自動運転の流行に対するマーケティングの問題でしょうか?