ルマンドの研究ブログ

先端と事業化の狭間で揺れる研究系エンジニアの日誌です。自動走行、自律走行、コンピュータビジョンなど。

トヨタの自動運転 共通アルゴリズム

トヨタの自動運転実験車 Highway Teammate が公開されました。car.watch.impress.co.jp

それに関連して「9割近くの走行場面を共通のアルゴリズムで対応」とのニュースもあります。何が「共通」かというと、単一のアルゴリズムでほとんどの場面に対応でき、特殊なシーンに対する特殊アルゴリズムが必要となるケースは少ない、ということのようです。techon.nikkeibp.co.jp


「トヨタ ソフトウェア 共通化」といえば、トヨタ、ホンダ、日産、東大、名大が自動運転車の技術を共通化というニュースも過去にありましたが、これは国際標準化の話でした。

また、数年前にはトヨタ、ホンダ、日産が車両制御の基本ソフトを共通化というニュースがありましたが、これは結局 JASPAR の話題だったようです。


ソフトウェアに限らず、「部品何割を共通化」というニュースを時々見かけますが、その会社の構造を知らない外部の人間にとっては、凄さが把握できません。記事が重役方の目に留まり、それに対する我が社の取り組みの報告を求められ、同僚たちが右往左往する姿を時折見ます。もう少し具体的な例があるといいのですが。